| 春夏秋冬 読書ざんまい |
| 500冊を目指して本を読まれ、その感想を1冊、1冊ブログで公開しています。 しかも、すでに500冊を超えているという点が何といってもすごい。 書評も丁寧に書かれていて、書評系ブログの中でもかなりハイレベルなものです。 |
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本の読み方というのは人によって大きく異なると思います。
愛読書というものを見つけて何度も同じものを読み返すという方法や、
ある作家のものばかりを読むという方法などはよく聴きく方法です。
また、意識せずに自分の専門に関する本ばかり読むという人も多いでしょう。
決して必ずしも上記のような読み方が悪いというわけではありませんが、
乱読と一般では言われている様々なジャンルの本を読むという方法を私は勧めています。
乱読と言うとどちらかというと悪い意味でよく使われる言葉だと思います。
しかし、この方法には大きな利点があります。
それは、「良い」ということに対する視野を広げられることです。
特に自分の好きなものや得意なもの、生活や仕事上で必要なものばかりを読んでいると、
どうしても「良い」ということに対して狭い範囲でしか考えられなくなると私は思っています。
例えば、歴史を振り返ってみても、絶対的な「正義」というものは存在せずに、
おのおのの立場によって「正義」は変わると言えます。
また、場合によっては基準となる倫理観すら異なることもありえます。
このような違いは、意識して「歴史」や「文化人類学」に関する本を読んでいないとわかりにくいことです。
これを知らないでいると、歴史問題で他国と理解しあえることはまずないでしょう。
また、現在話題になっている環境問題を取り上げてみても、
視野の狭い考え方をして、「環境のためには全てのものをリサイクルしなければならない」と単純に言う人がいるかもしれません。
しかし、実際は複雑な要因があってリサイクルをすることによって環境に余計な負荷をかける場合がありえます。
環境問題のような大きな問題は自分の得意とする専門分野だけの知識を使って考えると痛い目をみます。
そのためにも様々な分野のことに対する知識が必要になるのです。
このようなことから、特定の著者の本や特定の分野の本ばかり読む方法よりも、
乱読をして様々な分野の本を読む方法を私はお勧めするのです。